防府エネルギーサービスは、1935年に鐘紡防府工場の動力部門としてスタートして、2004年に独立し、今日に至っています。長きにわたり会社を維持する事が出来ましたのは、地域の皆様のご理解とご支援の賜物と感謝しております。
電気というみなさまの生活に欠かせないインフラを提供している会社の責任として、停電等の非常時には、電気や水をご提供することでみなさまのお役に立てればと思っております。
また、平時は近隣の企業様の操業に安定したインフラを提供しつつ、地域の諸行事、美化活動へ積極的に参加し、地域振興に貢献して参ります。
2019年の台風19号による被害の報道を見ていて、災害時にHESで貢献できることがあるのだと気が付きました。HESは、系統が停電していても単独で運転を継続する事が出来ます。それ以降、早急に設備を整え、現在はいつでも地域のみなさまへ電源の供給ができるように準備してあります。
日産リーフ(電源車)を使用して避難所や移動先で電源を供給することもできますし、携帯電話の充電器も準備しています。また、HESの所内に設置してある電気自動車用急速充電器をご使用頂くこともできます。
2019年の周防大島断水時には、飲み水よりも入浴・トイレ等の生活用水の確保に苦労されたそうです。同じく、10数年前に防府市で公共上水が停止した際もやはり生活用水の確保が難航したという話を聞いています。
そこでHESでは、電源の供給に加えて弊社で製造している飲料水を生活用水として提供させて頂く準備もしています。災害は起こってほしくはないですが、起きた際に地域のみなさまの生活を支える準備をしておくことも、HESが存在する意味のひとつだと考えています。